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【道端】オランダミミナグサ

  • 執筆者の写真: Taiju YONEDA
    Taiju YONEDA
  • 2023年4月12日
  • 読了時間: 1分

コンクリート, 生垣

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研究テーマ探しの一環で、大学まわりの道端で遭遇する生きものを始めて驚いたのは、雑草の同定の難しさです。冬と春で形態が違いすぎるからです。その筆頭がこのオランダミミナグサです。手持ちの図鑑にも冒頭写真のような背の高いきれいな花が掲載されているのですが、冬にはまったく違う外見です。以下に2月ごろから時系列で写真を載せるので比較してみてください。


2023.02.09

おそらく、この2月ごろは生えたばかりなのでしょう。葉には毛が生えていて、先端は丸い形状をしています。ほぼ地面付近で低く生きています。


2023.03.16

ちょっと伸びてきて、もう同じ種なのかよくわからなくなっていました。葉が向かいあって2枚ずつ茎に付いて、次の葉の対の向きは直交する「十字対生」という葉の付き方をしています。


2023.03.25

そして暖かくなってきた頃、もうビョンビョンに伸びて花が咲きました。別にオランダミミナグサに限ったことではないのですが、生きものがこんなに短期間で大きく体型を変化させる様には驚きます。これでやっと図鑑の写真と一致して、名前を特定することができたという次第です。

この観察は、同定(種類判定)を必死にしているわけではありありませんが、名前がわかると検索できるので、わかる範囲で調べていきたいものです。

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t-yoneda[at]fc.ritsumei.ac.jp

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