【フラサバソウ】
- Taiju YONEDA
- 2023年2月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年2月28日
2023.02.09 コンクリート・砂地・日陰

小さくてきれいな花がつくオオイヌノフグリだと思っていたのですが、花がついている固体を見ると、花の色が青くないし、さらに花が小さい気がします。オオイヌノフグリの群生はもっと立体的に立ち上がり、フカフカしている印象ですが、こちらはどうも地面に這うように広がる印象です。(群生量が少ないからかもしれませんが。) 調べてみると同じオオバコ科の植物でフラサバソウというという種のようです。手元の図鑑には"フランスの植物学者フランシェ(Franchet)とサヴァチェ(Savatie)から、「フラサバ草」"と名前の由来が紹介されています。どちらも江戸時代〜明治時代の人物で、フラ×サバなどと、BLのカップリングのようなネーミングセンスが、そんな100年以上も前から存在したとは驚きました。
葉の形状だけ見ると、ツタバウンランにも似ていますが、こちらは細かい毛が生えています。ホトケノザにも似ていて、正確に判別できているか不安です。そして、ところどころ丸い形状の葉も紛れていて、別種と同居しているのかと思いましたが、これはどうやら若い葉のようです。雑草全般に言えることですが、花がついていれば格段に同定しやすいのに!葉で判別できる図鑑買いたいです。どこにでも生えていますが、強いて言うなら、日陰の方を好んでいる印象です。
午前に観察すると、朝露が葉の上で光っていました。微細な毛に水滴がトラップされていますが、これで光合成効率が落ちたりしないのでしょうか
溝のグレーチングの下からも生えてきています。運動場の倉庫横の日陰には一大群生地がありました。
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