top of page

【道端】ユスリカ

  • 執筆者の写真: Taiju YONEDA
    Taiju YONEDA
  • 2023年2月24日
  • 読了時間: 1分

更新日:2023年2月24日


2023.02.09

冬の寒い間、飛行する昆虫はとんと見かけませんでした。ちょっと暖かくなってきて、最初に見つけたのがこの小虫でした。双翅目でハエの親戚です。集団でかたまってフヨフヨ飛んでいることが多いです。何してるんでしょうか。琵琶湖畔ではたくさんこのフヨフヨを見かけました。うっかり口を開けたまま自転車に乗って、この小虫のフヨフヨに突っ込んでしまったときは、口内が悲惨でした…。なぜそんな大口を開けていたのか。特に意味はないです。

ユスリカ科にもいくつか種類があるようなのですが、詳細な同定はできていません。カ科に似ていますが、オスのユスリカは触角が写真ように毛でフサフサなので判別しやすいです。空気抵抗が大きそうなのに、よく飛べるなと感心します。カ科のメスと違ってユスリカは動物の血を吸いません。そもそも成虫は口が退化しているようで、成虫になってからは何も食べず飛行して繁殖だけするらしいです。カロリー摂取なしに長い時間フヨフヨ飛んでいられるのは驚異的です。ラジコンの飛行機ですら、数十分しか電池が保たないのに。よく飛べるなと感心します。実際どのくらい空気抵抗があって、どのくらいの時間飛んでいて、エネルギー収支がどうなっているのか、一度ちゃんと考えるか調べてみたいです。


Comments


t-yoneda[at]fc.ritsumei.ac.jp

©2024 みちはた / 米田大樹の研究紹介

bottom of page