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【道端】ホトケノザ

  • 執筆者の写真: Taiju YONEDA
    Taiju YONEDA
  • 2023年2月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年2月23日

植え込みから、石垣のすきままで、いたるところに生えています。葉っぱの丸いかんじが、仏像が載ってる台に似てるので「仏の座」という名前らしいです。噴水まわりの植え込みには群生しています。見えないだけで、ここは雑草サイズの小さい仏だらけなのかもしれません(恐怖)。



2023年2月 植え込み・石垣・空き地・日向・日陰

群生スポットも多い。メインの茎から、同じ場所から左右対称に2本または4本の茎(葉柄?)が伸びています。その生え方も千手観音のようで、ますますホトケ感が強いなぁと思います。


2月後半になって、開花している固体が出てきました。近くで見ると、紫の花がニョキニョキと伸びていて、"仏の座"というどこか荘厳な趣から一転、サイリウムやレーザーライト満載の"仏オンステージ"になりました。群生しているところがまた、アイドルのコンサートのようです。(人混み苦手なので実際に行ったことありませんけど。)

おもしろいことに、開花は群生地ごとに発生していました。開花しているアイドル仏のブース会場と、花のない三十三間堂の並びみたいな群生に明確に分かれています。気温が上がり春に向かってる途中段階なのか、と思いましたが、なぜ桜のように一斉開花ではなく、スポットごとに開花・未開花が分かれるのでしょうか。土壌の栄養が原因なのか、実は別の種類のコロニーなのか、雄と雌なのか…。などと仮説を考えましたが、よく見ていると、開花しているスポットの北側に建物があることに気がつきました。つまり、スポットは南の日当たりの良い方向にあり、単純に温度が高い場所、または寒暖差が激しい場所ということのようです。きっと3月ごろになると、三十三間堂もアイドルブースになるんでしょうかね。経過観察します。


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